1話書いたのいつだよって感じですなぅ。
まとめページも作らなきゃならぬ。
「あんたがあたしの存在意義を無くすようなことするからだろーがっ!」
響く怒声。
「だからってぶっ壊さなくたっていいだろ!」
俺も負けじと怒鳴り返す。
事の発端は、絆からもらった目覚まし時計。
それを起留が叩き壊した。
「どうしてお前は先に手が出るんだ!
そうやって暴力に訴えるから新しいのもらってきたんだよ!」
「あんただって気に入らんことがあればまず言えっつーの!
いきなり新しいの置くなんて嫌味でしかないってばさ!」
「俺は何度も文句言ったぞ!
それでも殴ってたのは起留じゃねえか!」
「そんなん殴らなきゃ起きないあんたが悪いんよ!
あたしは起こすのが仕事なんだからその為の手段は選ばないさ!」
論点がずれてきたが、もはや引くに引けない。
その時、ふと起留の目の端が光っているのに気付く。
「お前・・・泣いてんのか?」
「なっ!んなわけねーだろー!
もう、いいっ!出てけっ!このっ!」
ぶんぶんと木槌を振り回す起留に追いやられるように部屋から出る。
「・・・はあ」
一息ついて、扉に背を預けたまま座り込む。
「何で・・・泣くんだよ」
初めて見た起留の涙に、少し自己嫌悪。
もっと冷静になってりゃここまでエスカレートしなかった、かもな。
・・・。
「よし」
このままじゃ気分悪いし。
怒鳴った俺にも問題はあった。多分。
頭を振って立ち上がり、ドアノブに手をかける。
深呼吸をしてから中へ。
「起留。その・・・怒鳴ったりして、ごめんな」