いやっほぅ、ハッピーバースデーなんだぜ

ちょお短いですが一応。


(暴力教師+女狐)×(目覚まし時計+コピー機

「うぃーっす。始まってしまった新コーナー、らじおのような何か。司会は相変わらず起留ちゃんよ。
やるこた変わんないしあたしも結局続投やし、すでに初回からgdgd感満載でお送りしていくらしい」
「あ、あはは……えーっと、新司会に抜擢されました頼子です。よろしくお願いしますね」
「んでもって記念すべき初回のゲストはこいつら」
「はい、2週間ぶり。2年連続でお呼ばれの葛城瑞葉よん」
「結局こうなるのか……雷堂苺だ。まあ、誕生日を祝おうという姿勢だけは評価してやる」
「何か代わり映えしないメンツであれやけど、今回は頼子の顔見せ的な部分が強いからな」
「はあ、お気遣いありがとうございます」
「よし、頼子。お便り一枚目行くぞー」
「はい。『恋人と過ごす理想のお正月を語ってください』……ということです」
「却下。どっかで見た上に展開が読める。
おみっちゃんがお年玉と称して貢がせる。
いっちーはまた何か振袖とかで乙女チックな妄想炸裂。
頼子が萌えヴォイスで『おこたでみかん』とかのたまって全部持ってく。
やらなくてもわかる」
「ぐ」
「どう見てもクリスマスの焼き直しよねぇ」
「あのう、私もやるんですか?」
「そんなことよりいっちーは誕生日を迎えるのが憂鬱になるこたないん?」
「歳の話はするな!」
「ああ、一応気にしてたんか」
「だ、ダメですよ起留さん。いくつだろうと女性に年齢の話は禁句ですよ」
「元々モノのあたしらにゃ関係ないっちゅーの。あといっちーはそろそろ嫁の貰い手探した方がいいんじゃない?」
「うるっさい!貴様に言われる筋合いはない!!」
「あらあら。荒れてるわね」
「ああぅ、瑞葉さんも一緒に止めてくださいー」
「ま、外でニヤニヤしてるやつに貰ってもらっとき。大歓迎ムードやし」
「ぐ、ぬ。うううううう」
「唸るより照れた方が可愛いわよ、いちごせんせ」
「あーもう!おーまーえーらー!!」
「ひゃん!」
「いっちー、あんま暴れんな。うちの相方が初仕事なのに怯えちゃってるじゃんか」
「アタシのせいか!?」
「暴れてるのは苺先生だけよね」
「だから薙刀没収されるんさ」
「あ、あの、起留さん。外の主催者さんから指示が出てるんですが」
「んあ?そういやどっかのへたれのせいで時間ないんだっけ。じゃあさっくり終わり。
おみっちゃんもいっちーも誕生日おめでとさん」
「お2人とも、誕生日おめでとうございます」
「お、う、あ、ありがとう」
「ふふっ、ありがと」
「さて。お相手は、相方のツッコミがないとやりにくいかも。起留と」
「まだまだ未熟です。頼子と」
「もう呼ばんでいいぞ。ゲストの雷堂苺と」
「また呼んでね。葛城瑞葉でした」
「この番組は、暮らしを生暖かく見つめる、下総ノ宮商店街と、
幸せは続いていく、船見学園生徒会の提供でお送りしました」
「新コーナーに変わったのに頼子までその提供やるんかっ!」