例のアレ

何か閃いたのでさくっと書きました。
誕生日という主役張れる機会がない起留と頼子を書いておきたいのじゃよー。


付き人×(目覚まし時計+コピー機

「あんだばだばだば。らじおのような何か、司会は相変わらず起留ちゃんよ」
「あんだばだばだば。何とか1回限りでクビや打ち切りは免れました、頼子です。そしてゲストさん」
「此度の招待を感謝するぞ。川上由乃じゃ」
「前のサブキャラ祭りを入れて3回目か。常連だな」
「うむ。概ねめでたきことゆえ、呼ばれるのはよいことであろう」
「呼ばれたがらん奴も多いけどな」
「そういったゲストさんを選ぶ主催者さんの趣味でしょうか?」
「お。頼子もよくわかってるじゃんか」
「難儀な男じゃのう」
「よし。いつも通り主催者批判したとこでお便り読め、頼子」
「はい。『某小説でミニスカニーソなんて格好をしている由乃にドキがムネムネします。恋ですか?』」
「変だと思う」
「即答じゃな。しかし、これは世に言う絶対領域とやらであろうか」
「ま、単なる脚フェチだな。絶対領域に限らず、生足でもロングなチャイナドレスのスリットでも萌えるらしいし。
最近じゃ頼子とかの影響でストッキングもアリらしい」
「わ、私ですか?」
「手元の資料によると、頼子と久遠寺森羅っちゅー名前が挙がってるぞ。
何でゲストだけじゃなく主催者の個人情報まであるんかは聞くな」
「えーっと、由乃さんはどう思いますか?」
「外見や服装の一部だけで判断しているのであれば、あまり誉められたものではないじゃろう」
「髪フェチで足フェチでつり目・八重歯萌えっちゅーろくでもない性癖の持ち主やし、
特定の相手がそういう要素持ってりゃ強く惹かれるってことじゃねーの?
あんだけ細かい男が誰でもいいと考えてるは到底思えん」
「主催者さんが強くうなずいてますね。由乃さんだからこそ、ということで間違いなさそうです」
「それならばよかろう。他人に懸想する根拠など人それぞれじゃろうし、私とて好意を向けられて悪い気はせぬ」
「……ゲストん中でも若い方だろーに、大人だねえ」
「単に無頓着であるだけかも知れぬがの」
由乃さんは何となく寛大なイメージがありますよね。多少のことは許容してくれそうと言いますか」
「わかるわかる。余裕と自信があるっちゅーか」
「む。確かに束縛するのは好まぬが、それもやはり人それぞれではないか?
束縛された方が強く思われていると感ずる者もいよう」
「なるほど……深いですね。恋愛についてはまだまだ勉強が必要みたいです」
「とりあえず一般的な男からすればいい女だろーな。
んで、主催者からすればここに呼ばれるくらいにすごくいい女っちゅーことだ」
「まあ、その評価は素直に受け取るとしよう。少々不遜であっても、今日ぐらいは許されるじゃろう」
「あ、そうだ。まだ本題に触れてませんでした」
「ん、ちょうどいいとこだしまとめて終わりにしちゃうか。せーの」
「「誕生日おめでとう」ございます」
「ありがとう、でいいかの。こうして祝ってもらえるというのは幸せじゃな」
「さて。お相手は、布団が恋しいとか言うのは軟弱者だ!起留と」
「寒いので風邪に気を付けて下さい。頼子と」
「今回は珍しく落ち着いていた気がするのう。川上由乃じゃ」
「この番組は、暮らしを生暖かく見つめる、下総ノ宮商店街と、
島津、川上両家の提供でお送りしました」
「消し子と天丼かっ」